Yahoo!ニュース携帯電話番号の設定必須化により誹謗中傷の発信者特定が容易に

誹謗中傷を表すイラスト

Yahoo!ニュース、コメント投稿において携帯電話番号の設定を必須化

2022年10月18日、Yahoo!ニュースは、コメント投稿において携帯電話番号の設定を必須化することを発表しました。https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2022/10/18a/


これは、Yahoo!ニュースのコメント欄での誹謗中傷に苦しむ方にとっては非常に嬉しいニュースです。

誹謗中傷コメントの投稿者の特定が容易に

従前の制度による投稿者の特定方法

これまではYahoo!ニュース側は投稿者の個人を特定できる情報を保有していないことが少なくありませんでした。


そのため、誹謗中傷の被害を受けた場合、まず、①ヤフーに対し発信者を特定するための情報の開示を求める訴訟を提起し、その訴訟で勝訴しなければなりません。

しかも、勝訴したとしても、ヤフーから開示されるのは、投稿者がアクセスまたはログインした際のIPアドレスとタイムスタンプ程度です。

IPアドレス等だけでは投稿者を特定できません。


そこで、②被害者は、開示を受けたIPアドレスを確認して、携帯電話キャリアやプロバイダーに対し、投稿者の情報の開示を求める2回目の訴訟を提起する必要がありました。

このように2回の裁判手続を経なければ投稿者を特定できなかったのです。

ヤフーの方針変更+法改正後の投稿者の特定方法

携帯電話番号から契約者情報の開示を受ける方法

しかし、ヤフーが電話番号を保有するのであれば、ヤフーに対し投稿者の電話番号を開示するように求める裁判手続を行い、電話番号の開示を受けられます。

そして、開示を受けた電話番号について、弁護士法に基づき、携帯電話キャリアに対し、契約者の氏名等の開示を求めれば、ほとんどのケースで当該電話番号の契約者情報の開示を受けることができます。

これによって、投稿者を特定できるわけです。

 

プロバイダ責任制限法改正

しかも、これまで通常の訴訟手続き(少なくとも半年程度は審理期間を要していました。)を利用しなければならなかったのですが、2022年10月に法律(プロバイダ責任制限法)が改正されて、通常の訴訟手続よりも、簡易かつ迅速な新しい裁判手続きが創設されました。

 

新しい裁判手続きにおいては、長くとも数か月程度で判断されると言われています。

長期間経過した投稿の投稿者特定が可能に

携帯キャリアやプロバイダがIPアドレスを保管している期間は、3か月から6か月程度がほとんどであったため、投稿者の特定は時間との闘いでしたが、ヤフーは、携帯電話番号をサービスの利用中は保存するものと考えられますので、時間が経過した投稿についても投稿者を特定することが可能になると思われます。

 

誹謗中傷コメントの投稿者を特定する意味

以上のとおり、Yahoo!ニュースのコメント投稿において携帯電話番号の設定必須化のニュースは、誹謗中傷で苦しむ企業や経営者の方にとっては非常に大きな影響があります。

投稿を気にしすぎる必要はないと思いますが、限度を超えた投稿については、今後の被害を防止するためにも投稿者を特定し、名誉毀損に基づく損害賠償請求することを検討する価値があると考えます。

なお、民主主義国家において、表現の自由は非常に重要な人権ですので、政治的表現など匿名で表現することの必要性は理解できますし、保障されるべきです。

しかし、誹謗中傷が野放しとなることは許されるべきではありません。今後、特定のSNSや掲示板などについては、電話番号による認証手続が義務化されることが望ましいです。

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