朝日新聞社が名誉毀損により330万円の損害賠償の支払いを命じられた事例(2015年12月21日日経新聞)
- 2015/12/22
- 名誉毀損
概要
情報ソース
2015/12/21 日経新聞
報道内容
朝日新聞は2012年12月~13年2月、大手パチンコ業社が、カジノ事業を監督するフィリピン政府高官に多額の接待をしていたなどと報じた。
これに対し大手パチンコ業者が名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟を提起していた。同訴訟の判決が2015年12月21日東京地裁で言い渡された。
松本利幸裁判長は、接待が有利な取り計らいを狙った賄賂との印象を与えるが、見返り目的だったとは認められないと判断、「裏付け取材が不十分」と述べた、330万円の損害賠償を命じた。
裁判所/判決日
東京地裁平成27年12月21日
請求額
不明
認容額
330万円
謝罪広告
不明
コメント
・新聞社側は真実または真実相当性を立証することができず敗訴判決を受けました。
・損害賠償額は、マスメディアによる名誉毀損であること等が考慮され、名誉毀損事件としては比較的高額となりました。